B_Otaku のクルマ日記 特別編

ご注意:この記事は特別編です。毒舌やら嫌韓やらで満ち溢れています。
したがって、この方針に賛成の読者のみ閲覧可とします。


2015/4/1(Wed)
中産階級

今から二十数年前といえば丁度四半世紀前という事になるが、当時は日本人の多くがある程度の住いに住み、ある程度高級っぽいクルマを持って、要するに自分たちは中流だと自覚していたものだった。

しかし、小泉・竹中政策で格差社会を目指した日本は、今では目論見どおりの格差が出来てしまった。そんな今、中流階級というのはどういう階層のことなのだろうか。それを言う前に米国の実情を考えてみると、統計などによって色々な説はあるが概ね年収7万ドル以上が中流階級といえるようで、これを日本に当てはめればドル−円レートによって変動するが、取り敢えず1ドル=100円とすれば年収700万円であり、現行レートの120円だと840万円となるから、少なくとも日本では年収700万円以上ということだろう。

それで年収700万円というのはどんな階層かといえば一般的には大企業の正社員、所謂ホワイトカラーであり、そういう会社に入社するには多くの場合上位の大学を卒業する必要がある、となると成る程今の受験戦争は一理あるということだ。とはいえ、今の日本では例え東京六大学クラスを卒業しても、大企業に入社できるのは一部であり、なんとも厳しい世の中になったものだ。しかも、営業職などの文化系なら4年制の学部を出てればよいが、理科系、取り分け研究開発部門に入りたいと思えば大学院修士課程修了が必要になってくる。しっかし、ですよ、6年間の間に必要となる金額を考えると、親としては背筋が寒くなるところだし、それだけの投資をするにはやはり中産階級でないと難しい、ということで、日本の階級社会も固定化されつつある、といっても過言ではなさそうだ。

それでは、上流というのはどういう階層だろうか? ちょっと考えて脳裏に浮かぶのは、大企業経営者 (オーナー) とか国会議員とかだろうか。しかし、この上流というのは中流以上に分類が難しい。

ここで企業経営者といって思い浮かぶのが、最近ニュースで話題になっている家具屋の経営者一族による父娘の争いだが、最初聞いた時にはどうせ親の七光りでバカで性格の悪いブスなババアかと思ったら、な〜んと結構な美人だし、しかも一橋大卒の才女だというから、成る程野次馬根性丸出しの庶民からすれば話題になるのも当然だ。その話題の家具屋のオーナーは上流なのかという疑問もあるだろう。そこで先ずは会社の内容を調べてみたらば、株式を上場しているとはいえ世間での一流会社の指標である東証一部ではなく、新興市場のジャスダックだった。そして売上はといえば2014年度で約554億円で、原価が約249億円だから何と原価は半分以下! これゃ、さぞかし儲かっているだろうと思いきや、販管費が約310億円もかかっていて、結局は赤字決算だった。あの、デカい家具を並べる広い展示スペースを確保して、訪問客には営業マンをへばり付けるという販売方式の経費は膨大だということだ。

結局、この家具屋のオーナーはジャスダックとはいえ売上が500億円クラスだから一応大企業だし、オーナーだから、まあ上流と言ってもよさそうだ。それにしても民間企業のトップというのは、これ程大変な修羅場を乗り切っていくのだから、単に親の七光りでは続かないということか。次に政治家はどうだろうか。それで、ここ最近の歴代総理大臣の学歴を調べてみたらば

 早稲田 (福田) → 学習院 (麻生) → 東大 (鳩山) → 東京工大 (菅) → 早稲田 (野田)

ということで、東大、東工大、早稲田という世間では一流と言われる大学がほとんどだった。やっぱりねぇ、アホだなんだと言われながらも庶民とは頭の出来が違うようでもある。えっ、1人足りない? 今現在の総理は? って、まあ、何ですよ。 

と、ここまでを読み返してみたらば、何やら結構マジなことを言っていて、抱腹絶倒の毒舌を期待した読者には申し訳ないが、実は今回はエイプリールフールのネタを考えるのに少ない脳みそのパワーを使い果たしてしまい、お楽しみのネタが出てこなかった。

ということで、次回に期待願いたい。