B_Otaku のクルマ日記 特別編
 ご注意:この記事は特別編です。毒舌やら嫌韓やらで満ち溢れています。
 したがって、この方針に賛成の読者のみ閲覧可とします。


2018/12/9 (Sun) 日産とルノーの共同開発?

カルロスゴーン氏逮捕に関して、マスコミでも日産とルノーの関係が注目されていて、中でも今や売り上げでも利益でも (そして技術でも) 圧倒的に勝っている日産から、如何見ても格下であるルノーが利益だけでなく技術も吸い取って寄生虫化している事に、日本の一般大衆が気が付いたのが今回の事件の収穫だったと思う。

それでさる番組を見たらば、フランス人のジャーナリストが「ルノーと日産は共同開発していて、お互いの技術を出し合っている」見たいな事を言っていたが、まあフランス人だから自国の自動車産業を支えているルノーが自動車メーカーとてはポンコツもいいところ、何て事は知らないのか知ってて知らない振りをしているのか?

そこで先ずは自動車業界での共同開発について考えて見る。この言葉は海外の有名ブランドのパーツを組み込んだ国産上級スポーツ車のカタログ等で度々見かける。すなわち『○○社と共同開発のアルミ対向ピストンブレーキ』とか『△△社と共同開発した倒立式ダンパー』などのように如何にも ”海外の有名ブランドのエンジニアと一緒に膝を突き合わて開発した" みたいなイメージだが、実際にはカーメーカーが取り付け部分の寸法と希望する性能を提示して、それに合せて部品メーカーは自社で流動中の似たような製品、すなわち他車向けの量産品を元に多少変更した製品を提示してきて、これを承認して購入するというのが本当のところだ。

加えて耐久試験などを実施する際には、その試験に使用する足回りやディスクローターなどの部品を無償で支給する、という程度であり、これを ”共同開発” と称しているのだ。だから当然ながら供給する部品メーカー主導で、例えばある性能についてこれでは困ると言うと、これはポルシェでも承認された性能であり、それが嫌ならこの話は無かった事にしよう、みたいな事を言ってくるし、まあ殿様商売も良いところだ。

さて話を日産に戻して、クルマの根幹を成すプラットフォームは日産とルノーの共同開発と称されて、これによりルノーもマトモなクルマを作る事が出来ている訳だが、それらは事実上日産が開発したモノであり、まあルノーだって自分の必要としている仕様を要求するくらいは行っただろうが、実際のノウハウや開発試験などは全て日産主導で行っていると推定出来る。

えっ、何故そんな事が言えるんだ? って。そりゃあ日産を傘下に収める1992年より前のルノーのクルマを見てみなさいよ。下の写真のルノー クリオは日産と提携前の初代 (ClioⅠ) は日本でもルーテシアという名称で売られていたが、実は当時友人がこれを買ったのだった。なぜこれを選んだかと言ったらばファーストカーであるCクラスを買った営業が幾らでも良いから買ってくれ、見たいな事情で購入したのだった。当時のヤナセは別会社でルノーを輸入していた時代があり、これが全く売れずに自社登録した新古車をメルセデスユーザーなどに叩き売っていたのだった。それで実際に試乗してみれば欧州車らしさの欠片も無く、何の為に割高で故障の多いこんなクルマを買うんだ?という代物だった。まあその点では国産車派がいう「外車なんて性能は悪いし故障はするし、それであんなに高いのは詐欺みたいなものだ」という意見は当時のルノーにはドンピシャだった。

しかしその後日産を傘下に収めて、日産のプラットフォームを流用し始めた時代の3代目クリオ (ClioⅢ) は、まあハッキリ言ってマーチの兄弟というところだ。

他にも、それまでフラッグシップセダンの無かったルノーが高級セダンのタリマンを世に出す事が出来たのは正に日産のお陰であり、何故ならこのクルマは何を隠そう韓国のルノーサムソンが製造している SM7 であり、その SM7 は前世代の日産ティアナだった。まあルノー技術何て言うのは韓国以下という訳だ。なお現行のルノーの主力モデルについては11月21日からの日記を参照願いたい。

さて今回の逮捕劇は結果的には日本が日産を取り戻す為に仕掛けた国策捜査という批判が出ているが、地検特捜部というのは昔から国策捜査専門機関であり、そりゃ当然だろう。ただしその国策捜査は米国のディープステートに逆らう政治家等を対象にしたもので、言ってみれば売国集団だったが、如何した訳か今回は日本の利益の為という結果となっているが、まあ結果良しで深く考えない事にしよう。ただしフランスだってそう簡単には納得しないだろうから結構危ない自体も想定できるが、フランス自体が今まさに革命の真っ最中であり、これでマクロン政権が崩壊するのは間違いないだろうから、何とかなるような気もする。フランス人はクルマ創りでは日本人にまるで敵わないが、自国の為に革命を起こす行動力では圧倒的に上だし革命の実績もある。対する日本は明治維新の大政奉還は無血クーデーターであるし、敗戦により連合軍 (事実上は米国) が日本に進駐してきた時も何の抵抗も無く、それどころが今まで鬼畜米英と言っていたラジオからは米国のジャスなんかが流れていたり、ファッションもあっという間にアメリカンになるなどの国民性だから、今の日本のような政権が成り立つ訳だが、まあ今回その話は止めておこう。