B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2016/7/31(Sun)
19人殺害容疑者のクルマ

19人を殺害したという前代未聞の事件。容疑者はクルマで現場に行ったということで、そのクルマについて調べてみる。やはりこれは特別編でしょう。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む




2016/7/29(Fri)
Porsche 718 Boxster

既に販売開始されている新型ボクスター (718) はエンジンを除けば基本的に981 からのキャリーオーバーであり、日本での認証型式をみると ABA-982xx だからこれは 981 の改良型という事が解る。

実際に 718 のエクステリアは一見したところ 981 と大きく変わるところはない。

 

それでは一番の違いはといえば勿論エンジンであり、同じく水平対向とは言うものの6気筒自然吸気から4気筒ターボへと、いわゆるダウンサイジング化が実施された。

ターボ化によりエンジン性能は特にトルクが増大し、しかも低回転側から大トルクを得られるのはカレラ (991 Phase2) と同じだから、もうスペックを見ただけで 718 のトルクフルなフィーリングが想像出来きる。実際メーカー発表の 0 - 100km/h 加速がスタンダードのボクスター (PDK) でも5秒を切って4秒台で、ボクスターS に至っては 4.4 秒というから、これはチョッと前 (要するに昨年) のカレラS並であり、もうボクスターが遅いなんて言わせねぇぞ、という感じだ。言いかえれば、ボクスターをそんなに速くしてどうするんだい、という気持ちもあるが‥‥。

また 718ケイマンについても既に価格とスペックが発表されているが、価格を見ると‥‥なっ、何とボクスターより安い設定になっている! ケイマンの場合、従来はオープンのボクスターよりも数十万円高いという殆ど七不思議のような価格設定だったが、今回は逆にボクスターがケイマンよりも40万円ばかり高い設定になっている。まあ、世間の常識ではこれが正常なのだが‥‥。それにしてもいつの間にやら?? ということで、過去に遡って両車の価格を比較してみたのが下の表だ。

コレを見ると2014年までは従来通りケイマンが高い設定だったから、これは多分 718 からこうなったのだろうと考えたのだが、981 の2015年の価格表では上のスペック一覧の備考欄の示したように、ケイマンとボクスターの価格はほぼ同じ、要するに 981 の最終モデルからボクスターを値上げしたのだった。ボクスターは発売以来政略的に安い (安すぎるくらいの) 価格設定をしていたが、今後はもうやらないという事だろうか。重症のクルマ好きのために普通のサラリーマンでもポルシェが買える、というボクスターのポリシーは崩れつつあるのか?

次回からはいつものように 718 の内外装を写真で紹介し、また981 との違いなども比べてみる事にする。

つづく







2016/7/27(Wed)
Mercedes-Benz AMG GT R (2017)

前回まで4回に分けて写真を紹介した AMG GT だが、実はこのシリーズには更に高性能な GT R というモデルが有る。そういえば昨年、このモデルがアナウンスされた時に ”GT R” という名称に日本の極一部のスカイライン原理主義者の間では、これはGT-R 様のパクリだと大騒ぎになったようだが、元々 GT という表現自体が半世紀以上前に欧州車をパクった訳で、それにレースを意味するRを付けたのが初代スカイライン GT-R (GC10) なのだが‥‥。ただし、GT という称号自体は既に一般名詞化されていたから別に問題という訳では無い。

実はその前に、2004~2005年のニュルブルクリンク24時間レースに2連勝したBMW M3 GTR (E46) というのもあり、別に今更 AMG にイチャモンつけるのも変な話だが‥‥。

さて本題の AMG GT R だが先ずはエクステリアではフロントグリルに縦桟が入るなど見た目でも違いが解る。元々低く広かった AMG GT だが、写真で見ても更に低くなっているのが判るだろう。

コクピットの写真ではヘルメットにレーシングスーツという出で立ちのドライバーが如何にも ”R” らしさを醸し出している。しか〜し、インパネのメーター類やセンタークラスタおよびコンソール等、どれを見てもレーシングモデルらしき装備は無いようだ。

シート等もレーシング風だが、これは既に AMG GT S でも採用されてるものと基本的大きく変わらない。要するに AMG GT R というのはストリートモデルということだ。

因みに下の写真はポルシェ 911 GT3 R で、内装を見ればこれぞレーシングモデルというのが判るだろう。レース用は性能アップのための軽量化の為に内装を取っ払うのは当然だが、それ以上にレギュレーションに合わせた各種装備、例えばピットロードの走行では 60q/h に制限されているので、それ用のリミッタースイッチとか、前後のブレーキ配分をリアルタイムで変えられるダイヤルとか、事故に備えたロールケージや電源のキルスイッチ等を装備すると、結局下の写真のようになってしまう。

 

例によってより以上の詳細を知りたい場合には下記にて↓
https://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2017-amg_gt_r/






2016/7/26(Tue)
Mercedes Benz AMG GT <4>

天井にあるオーバーへッドコンソールにはルームランプと一体化された部分と、更にその手前にはハザードスイッチとシートヒーター関連と思しきスイッチ類が付いたパネルが見える。ここにはブランクスイッチもあるから、恐らく仕様によっては何らかのオプションスイッチが付くのだろう。

センターコンソールは中央前方に他のメルセデスと同様なダイヤル式の入力装置、左右端には各4つのスイッチ類、そして手前には‥‥ハテ?

 

先ずはコンソールの左右のスイッチを拡大してみると、左上から走行モードスイッチ (回転式)、エンジンスタート/ストップスイッチ、右上から各種の特性を連続して可変できるコントロールスイッチ、マニュアルシフトスイッチ。

下半分は左上から横滑り防止装置のオフスイッチ、サスペンションのモード変更スイッチ、右上からアイドリングストップの解除スイッチ、そしてエクゾーストの絵が書いてあるからボルシェでお馴染の爆音スイッチだろうか。

そして先ほど何の装置が判らなかった中央手前は AT セレクターらしく、写真ではレバー頭部のグリップに隠れているが P と D が見えていて、その中間には R と N があり、要するに普通の直線パターンか?

マニュアルシフト操作は当然ながらパドルスイッチだが、そのスイッチの質感も流石に素晴らしい。まあ、バドルスイッチなんて単なる電気スイッチだからチャッチいプラスチッキーなヤツでも機能に問題は無いが‥‥。

ダッシュボード左端 (左ハンドルだから) にはドイツ車でお馴染の回転式ライトスイッチとその下には電動パーキングブレーキスイッチが見える。

メーター類は前述のように超が付く高性能スポーツ車としてはイマイチ迫力に欠けるが、それでもよく見れば左側の速度計のフルスケールは 360q/h まで刻まているし、右側の回転計のレッドゾーンは大排気量ターボとしては高回転な 7,000 rpm というのがこのクルマの性能を予感させている。

ところでこのメーターと先日試乗記をアップした同じく AMG の GLE 63S を比べてみると、何やら GLE の方がより高性能車っぽく見えるのは気のせいだろうか?

ペダル類は当然ながらアルミスポーツペダルだ。

さ〜て、この AMG GT をどう評価するかだが、マスコミや評論家先生様のおっしゃるようにポルシェ 911 のライバルかといえば、まあクルマの性格はマルで違うようだが、それでも価格的にラップしている事もあるし、成金仲間セレブの集まりではメジャーになり過ぎた 911 よりも新鮮味はあるから、今度はこれに乗ってみようか、なんていうオーナーには充分に検討の余地はあるだろう。

と、貧乏人らしく僻んでみせたが‥‥。


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