B_Otaku のクルマ日記

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2011年10月16〜31日

2011/10/30(Sun)  マクラーレン MP4-12C


マクラーレンのロードカーMP4-12Cが日本国内で2,790万円で販売されることになった。 マクラーレンといえばF1参戦でお馴染みだし、1990年代にはセンタードライブの3人乗りロードカーであるマクラーレンF1を1億くらいで販売したり、メルセデスベンツのSLRマクラーレンが約 7,000万円で市販されていたのを覚えている読者も多いだろう。要するにマラーレンのストリート用市販車というのは1億円級が当たり前だったから 、MP4-12Cの約3千万円というのは随分と”普及価格”を付けたことになる。



MP4-12CのエンジンはV8 3.2Lツインターボで600ps 600Nmという強力なもので、ミッションはの7速DCTを搭載し、0−100km/hを3.3秒で走りきるという、第一級の性能を誇る。

このMP4-12CのテストにF1ドライバーであるルイス ハミルトンとジェンソン バトンが参加した動画が公開されている。



それにしても、こんな高性能車を行き成りコーナーで綺麗にドリフトしてクリアするのは、流石は現役F1ドライバー、それもチャンピオン級だけのことはある。

 
 



2011/10/28(Fri)  New BMW 1 Series <3>


今回は引き続きインテリアを紹介する。



先ずはインパネから。エクステリア同様に室内のラインも曲線を使って、そのラインをダッシュボードからセンタークラスター、そしてコンソールへと繋げるとう手法をとっている。iDriveのディスプレイはダッシュボード天板から飛び出す形になってい が、写真の8.8”ディスプレイはオプションのナビを装着した場合で、標準はiDriveとはいえナビはなく、ディスプレイも6.5”となる。



オーディオのコントロールは基本的にiDriveで行うが、音量調整と選局ボタンは付いているから、FMなどで周波数を変える度にディスプレイでセットする煩雑さはない。



メーターパネル中央下のオンボードコンピューターのディスプレイは画像も表示するとから、これは液晶ディスプレイを採用しているのだろう。



特徴的なのは、回転計の0rpm位置はアイドリングストップによる待機状態を示し、イグニッションOFFなどのエンジン停止状態では更に下のOFF位置を指す。なお、右上写真の赤い目盛はSport用で、 Styleの場合は左のタイプとなる。

ATセレクターは電子式となった。な 〜んだ、3シリーズより高級じゃねえか!なんて思うだろうが、3シリーズも近々FMCでF30となるから、この時は間違いなく電子式になるだろう。
コンソール上には他にiDriveのコマンドダイヤルや走行モードの切り替えスイッチが配置されていて、これは基本的に5シリーズなどと同じだ。ただし、5シリーズよりはチャチいが・・・。















内装各部のシボは本皮と見紛う程の出来の良さ、とは言えないが、柔らかさや厚みは充分で、パッドの役目は充分にこなしている。

初回のエクステリア写真をご覧の常連さんなら既にお見通しと思うが、公園でのマジな写真があるという事は、試乗の途中で撮影した訳だし、それもチョイ乗りでは無い訳だから、当然ながら近いうちに試乗記も発表する、ということはお判りだろう。

 
 
 



2011/10/27(Thu)  New BMW 1 Series <2>


今回は先ず新旧1シリーズのスペック比較から
 
    BMW 新1シリーズ (F20) BMW 先代1シリーズ (E87)
      116i 120i 116i 120i
 

車両型式

  DBA-1A16 DBA-1A16 LBA-UE16 LBA-UD20

寸法重量乗車定員

全長(m)

4.335 4.240

全幅(m)

1,765 1.750

全高(m)

1,440 1.400

ホイールベース(m)

2.690 2.660

駆動方式

FR
 

最小回転半径(m)

  5.1

車両重量(kg)

  1,400 1,420 1,390 1,410

乗車定員(

  5

エンジン・トランスミッション

エンジン型式

  N13B16A N43B16A N43B20A

エンジン種類

  I6 DOHC Turbo I4 DOHC

総排気量(cm3)

1,598 1,599 1,995
 

最高出力(ps/rpm)

136/4,400-6,450 170/4,800-6,450 122/6,000 170/6,700

最大トルク(N・m/rpm)

22.4/1,350-4,300 25.5/1,500-4,500 16.3/4,250 21.4/4,250

トランスミッション

8AT 6AT
 

燃料消費率(km/L)
(10・15/JC08モード)

17.6/16.6 17.2/16.6 14.2/ NA 14.4/ NA
 

パワーウェイトレシオ(kg/ps)

10.3 8.4 11.4 8.3

サスペンション・タイヤ

サスペンション方式

ストラット

5リンク

タイヤ寸法

  205/55R16 195/55R16 205/55R16
 

ブレーキ

前/後 Vディスク/ディスク

価格

日本国内価格

308.0万円 367.0万円 299.0万円 364.0万円
 

備考

Style, Sport:
318万円
Style, Sport:
387万円
   

新型の場合、116iと120iはエンジンチューニングのみの違い、というか恐らくコントローラの中の制御データーのみの違いだろう。その証拠にエンジン型式はどちらも13B16A、いやそれどころか 車両型式も両車共にDBA-1A16で同じだった。それなのに価格差は59万円もある。制御違いで59万円もボッタクるのか?と、思ったら、両車は標準装備が異なっていた。

そこで、オプション価格を調べてみたらば
     116i 120i オプション
価格(
 

サーボトロニック(車速感応式パワーステアリング)

35,000
 

電動フロントシート(運転席メモリー機能付き)

161,000
 

マルチファンクションステアリング

25,000
 

コンフォートアクセス

 
 

ETC車載システム(ルームミラー内臓タイプ)

135,000
 

ライトパッケージ(ドアハンドル照明、リーディングライト

パッケージ
 

ストレージ・パッケージ(インパネ下部収納スペース

 
 

標準装備  □オプション

 オプション合計 356,000

ということは価格差59万円の内、35.6万円はパワーとは関係無い便利装備だから、残りは23.4万円で、これがチューニング代?
まあ、その中には足回りの変更とかもあるのかもしれないから、安易にボッタクりとも言えないが・・・。



直4 1.6L ツイン・スクロールターボのN13B16Aエンジンが入ったボンネット内は、前後方向に余裕があるから、近い将来には直6 ターボエンジンが載ることも有り得る。



エクステリアやエンジンを見たところで、今度はいよいよドアを開けて室内を見ることにしよう。



Styleはサイドサポートが穏やかなコンフォートタイプのシート形状が標準となる。
Sportの場合は、サイドサポートのしっかりしたスポーツシートが標準となる。





Styleの標準シートの表皮はサイドがレザーでセンターがファブリックのコンビシート。
Sportはファブリック表皮に赤いステッチが入っている。
なお、双方とも電動調整でメモリーも付いている。なお、側面の調整スイッチの数がSprotの方が多いのはサイドサポートの電動調整スイッチがあるためで、サイドサポートがきついスポーツシートには有用な装備だ。





ドアのインナートリムもStyleとSportでは異なり、クロスはシート座面に準じた材質で、ドアグリップの表面処理は室内のトリムと同様となる。
Styleの標準トリムはホワイト・アクリル・ガラス・トリムというもので、要するに樹脂の表面にガラス光沢の白い表面処理をしたものだ。これに対してSportの場合はハイグロス・ブラック・トリムという、要するに黒い表面処理をしたものだ。



次回も引き続きインテリアを紹介をする。
 


 
2011/10/26(Wed)  New BMW 1 Series <1>


BMW1シリーズといえば、3シリーズ程ではないがBMWのラインナップでは重要な、しかもボトムラインを受け持つモデルだが、この度FMCされてE87からF20へと進化した。 今回日本仕様として発売と同時にラインナップされているのは、116iと120iで実はどちらも基本的には同じ1.6Lターボエンジンを搭載していて、ターボのチューニング違いで出力 とトルクに差を付けている。
グレードは標準のStandard 、高級嗜好のStyle、そしてその名のとおりのSportの3種類で価格は下記のようになっている。
 
  Standard Style Sport
116i 308万円 318万円 318万円
120i 367万円 387万円 387万円

なお、今回の写真は全て120iで、主としてStyleを使用し、一部にSportとの比較を行ってみた。



先ずはエクステリアから見てみよう。写真は120i Styleで、こうして見ると先代とキープコンセプトとはいえ結構変化している。





サイドラインをよ〜く見てみれば、上の写真のように7本のラインが前端から後端まで通っているのが判る。何となくサイドラインに安定感があると思ったら、タイヤハウスの切り欠きまで含めてラインが繋がっていた。

今回の新型は先代に対して、全幅で15mm、全高で40mmの拡大となっているが、その割には後姿をみれば先代よりも幅広く、低く感じる。
その理由は大きく張り出したリアフェンダーによる幅広感の強調で、実際には15mmしか変わらない全幅が、格段に広がったように感じるのだろう。

 





そしてBMWといえば、通称イカリングといわれる、リング状のポジションランプで、当然新1シリーズにも採用されている。



フロントグリルのバーはStyleが正面をクロームメッキとして、写真では見づらいが側面はホワイトになっている。これに対してSportのバーはブラック仕上げで、しかも幅が厚く本数が少ない。



ホイールは、各グレードで異なり、更に116iと120iでも違うから標準ホイールは全部で6種類となる。120i のStyleとSportは何れも7.5J×17ホイールに225/45R17タイヤが標準で、両車の違いは、ホイールのデザインが異なる ことだ。なお、120iでもStandardの場合は205/55R16となる。
 


リアのラッゲージスペースはスペース効率の悪いFRレイアウトの、しかもハッチバックだから、多くは期待できない。1シリーズを買ってもゴルフ特急には使えないので念のため。
まあ、「部長ナイスショット」って太鼓持ちするようなタイプのサラリーマンは1シリーズなんか買わないから問題は無いだろう。

次回につづく。
 


 
2011/10/25(Tue)  放射線検知器<5>


RD-1503の使用法は簡単で、表面右下の大きなボタン(パワースイッチ)を押したら、そのまま測定場所に置いておけばよい。RD-1503は空間線量計だから、空気中に浮遊する放射性物質の発する放射線を検知する訳で、測定位置は原則としては地表から1mらしいので、先ずはそのようにやってみる。
計測は40秒を1サイクルとして4サイクルだから約3分間を必要とする。その4サイクルは液晶パネルの短い線で表され、その状況は下の写真のようになる。



この線量計を使うに当って注意する事は電源を入れて直ぐ、最初の1サイクル目はガイガー管が暖まるまで不安定なのか、誤差が多いようだから、1時開以上使用してない場合は1 〜2サイクル測定後に電源を切って、再度計測を開始すると上手くいくようだった。
また、本体側面のスリットから埃などが入ると、その埃に含まれる放射性微粒子が常に放射線を出すことで測定誤差が出ることを考えて、使用する時には 右の写真のようにビニール袋に入れて使うようにする。

以上に注意して、先ずは自宅の室内を計測してみた。最初に電源を入れて、1サイクル目には0.18とか0.06とかいう値も出るが、これは前述のようにガイガー管が冷えている状態と考えて、2サイクルが終了し た時点で、電源をオフにしてから再度電源投入で測定を開始する。今度は0.12〜0.14位を表示しながら、4サイクル終了時には0.12μSv/hとなった。

その後、色々と計ってみた結果をまとめると。

・ 自宅内は0.11〜0.15μSv/h程度で、自宅近所の屋外でもほぼ同様だったから、この線量計で測定した値として、自分自身の生活圏では平均0.13μSv/hくらいと理解した。
・ 近所の公園でも地上1mの空間線量はやはり平均0.13μSv/h程度だったが、雨水が溜まりそうな側溝の傍で地上50cmくらいだと0.18〜0.20μSv/hという、幾分高い値が検出されたので、更に側溝の上で地表から5cmで計測したら、0.25μSv/h前後を示した。
要するに、世間で言われている、雨水の溜まるようなところの地表近くは少し高い値が出ることが確認できた。これって大人には関係無さそうだが、公園で遊ぶ幼児には充分な注意を払う必要がありそうだ。まあ、これも世間で言われていることの再確認だったが。
・ 地下鉄内で計ったところ、今まで出た事の無い0.06〜0.08μSv/hという値が検出された。念のため 数日に渡って数回の測定を行ったが結果はほぼ同様だった。この線量計の測定下限が0.05μSv/hだから、これは事実上限りなくゼロに近いということになる。
これはどういうことかと考えてみたが、要するに地下には放射性物質が降り注いでいないから、トンネル内の空気もきれいだということだろう。そこで、同じ車両が地上へ乗り入れた時に計測したら、いつもの平均0.13μSv/hくらいに戻ったから、やはり首都圏の地上には微量とは言え放射性物質が 漂っているようだ。
・ 都心部(永田町〜青山)では自宅(首都圏郊外)と同等の平均0.13μSv/hくらいだった。

さて、以上の結果から考えてみると、都心(山手線内)の何箇所かと自宅付近の結果からは、政府の公式発表である0.05μSv/h以下とはいかなかったが、線量計の誤差や方式の違いなどを考えれば、充分に納得のできる結果だった。 因みにRD-1503はβ線も計測するが、政府の公式データーは数値は正確だがγ線のみしか計れないシンチレーション式を使用しているから、違って当然なのだが、本当にγ線のみで良いのだろうか?

ということは、RD−1503は関東圏で相対的な比較、特に自宅付近のホットスポット探しなどには大いに役に立つと思う。ただし、測定の上限が9.99μSv/hだから、福島などでは使用できない可能性があり、これはあくまで普通に住んでいる地域での危険性の確認用と考えると辻褄があうし、それよりも1μSv/hといえば年間では8.76mSv/hとなり、そんなところに住むべきでは無い、ということだろう。

これを書いていたら、この2〜3日間で首都圏のホットスポットのニュースが話題となっていた。今までマスコミは放射能汚染について、口をつぐんでいたのだが方針変更でもあったのか、ハタマタ、既得権層が崩壊した時の生き残り策の保険として、アリバイでも作っているのだろうか。
何れにしても、自宅の近所にホットスポットがあることは充分に考えられるから、自宅用にこの手の簡易型線量計を買っておくのは十分に勧められる。

なお、以下に文部科学省の放射線量等分布マップへのリンクを貼っておく
http://ramap.jaea.go.jp/map/

そして、我が家でも一つ買うことを検討してみよう、という方はこちらを参考にして もらおう。ただし、10日ほど前に日記で紹介した価格よりも値上がりしているのは、首都圏でのホットスポット騒ぎが効いているのかもしれない。
なお、下の左端にあるSOEKS-01MはRD-1503と同じGM管を使ったロシア製で、価格も安いし最近は結構使われているようので紹介してみた。

     
 


 
2011/10/24(Mon)  放射線検知器<4>


前回予告したように家庭用の簡易型放射線検知器を購入して使用してみた結果をレポートする。
購入したのはロシア製のRD-1503で今から約1ヶ月前の為に価格は約3万円だった。今現在では2.5万円くらいだから1ヶ月で5千円の値 下がりだった。これは、前回紹介した国産のエステー製が近々1万数千円で発売されることによる値崩れと思うが、本来RD-1503は2万円位で売れる筈だ。



さて、RD−1503は複数の輸入ルートがあるらしく、取扱説明書(以下取説)なども購入ルートによりマチマチのようだ。今回購入したものは、無印の白い紙製の箱①に入っていて、 フタを開けると本体とともに 説明書③が同一梱包されていた。 写真の③で右下、英文取扱説明書は印刷も悪くないし、イラストも豊富で思ったよりも出来が良かった。右上は日本語取説で、訳は適切で”まともな日本語”になっている!
左上は技術証明書の日本語版でスペックや製造者が明示されており、左下がそのオリジナル(英文)で、こちらには手書きの型式とサインが入っている。
世間では、海外製のガイガーカウンターを買ったら、英文取説のみだったり、それも内容の怪しいワープロ書きのコピーだったりするとう噂もあるが、今回購入した商品は、見るからにちゃんとした雰囲気の書類が付属していた。ロシア製ということだが、恐らく政府に近い企業の製品ではないかという 感じがする。まあ、家庭用とは言え一応計測機器だから当然の内容なのだが、元々期待していなかったら、意外にもマトモだったというのが本音だ。



本体の3つのボタンは右の大きいボタンがメインスイッチで、左の小さい2つのボタンは設定用のスイッチとなっている。裏側の中央のカバーの中には単4乾電池が2本入るスペースがある。 なお、メインスイッチを測定中に短く押すと右の写真のようにバックライトが数秒間点灯するから、夜間でも確認できる。そして左右にはスリットがあり、④の状態で左側には⑤の写真のように内部に金属のような色をしたチューブが見える。これがGM管であり、このRD-1503は片側にみだが、上位機種のRD-1706には右側にもGM管が装着されていて、より高精度な結果が得られるという。なお、RD-1706は現在3万円位で購入できる。

さて、いよいよ使用(試用)してみるが、この先は次回にて。
 


 
2011/10/21(Fri)  トヨタ アクア


デトロイトモーターショーにPrius C Conceptとして出展されたトヨタのBセグメント・ハイブリッドカーが国内では”アクア”という名称で来年早々に発売されることになった。市販版のワールドプレミアは東京モーターショーになるだろう。価格は170万円代が主力で、ベースグレード(最軽量モデル)の燃費は、10/15モードで40km/Lといわれている。





ところが最近、海外のサイトでプリウスCのカタログ(というか、恐らくセールスマニュアル)がリークされている。

http://www.worldcarfans.com/111101837478/toyota-prius-c-jdm-brochure-leaked

リークされたカタログは何と日本語版!ということは、日本の関係者から流出したということかな?
 


 
2011/10/19(Wed)  VW Up (新Aセグメント)


VWから新型Aセグメント車である”Up”のオフィシャルフォットと概要が発表された。



先ずはボディ関係から

・ アウターサイズは全長3.54×全幅1.64×全高1.48m、W/Bは2.42mというから概ねトヨタパッソに近い、いわゆるAセグメントに相当する。 Cd値は0.32と低く、より少ない風切り音と低燃費を実現する。
・ 全長3.54mと最小ながら極めて効率的な駆動技術により4人の乗員の為に最大のスペースを提供する。
・ 床やBピラーなどボディの8.1%に加熱成型されたスチールを使用したことで13kgの軽量化が達成された。また、エンジンに高張力鋼を使用するとともに、無駄肉を省くことで前作(VWフォックス)と比較して140kgの軽量化を達成した。
従来のスチールによる深絞り加工はボディ重量の僅かに24.9%で、これらはボディサイドや後輪のハウジングなど視覚に訴える部品に使用しているのみで、17.2%が高張力鋼、39.3%は超高張力鋼が使用されている。
・ ボディは3シェル構造により居住スペースは完全にガードされていて、このクラスの新しい基準となる1,980Nm/度という高い捩れ剛性を持ち、共振周波数は49Hzとなり、振動と走行の快適性を確保している。これは最も小さなモデルでも妥協しないということを明確にしている。
・ 安全性は乗員自身のみならず、歩行者の保護も考慮しており、コンパクトな3気筒エンジンに直接補機類を取り付け、コンパクトなギアボックスとともに、低い位置にバッテリーを搭載することが可能となり、 全体としてボンネットとエンジンブロック間の変形スペースを多く取ることで歩行者への危害を最小としている。また、ボンネットのヒンジも最適化されている。
・ トランクはクラス最高の251L、後席を畳むと951Lのラッゲージスペースとなり、この時の長手方向には2.0mのスペース となり、家具やスキーなどの長いスポーツ用具を積むことが可能となる。
・ ベースグレードでも車体色のバンパー、14インチホイール、グリーンの断熱ガラス、リアワイパー、電動パワーステアリング、チルトステアリング、昼間用ポジションライト を標準で装備している。

新世代エンジンは3気筒1Lで、ガソリンエンジン2種類 (低燃費の60psと標準70ps)と天然ガス(LNG)エンジン1種類がある。

・ 何れも可変吸気カムシャフトを採用し、シリンダー当たり4つのバルブは吸気側21度、排気側22.4度のバルブ角を 持つ。
・ クランクケースはアルミダイキャスト製で、シリンダーライナーは鋳鉄製、ピストンとコンロッドの最適化によりバランスシャフト不要のクランクシャフトドライブ を実現し、軽量化を達成している。
・ サイズは ボア74.5/ストローク76.4、圧縮比は天然ガス版が11.5:1、ガソリンが10.5:1となる。
・ 燃費は60ps版が4.1L/100km(24.4km/L)、75ps版が4.31L/100km (23,3km/L)で、二酸化炭素は何れも100g/kmの基準以下。
・ 60ps版は60ps/5,000rpm、95Nm/3,000〜5,000rpm、2,000〜6,000rpmで最大トルクの90% を発生するというフラットな特性で、0〜100km/hは14.4秒 最高速度160km の動力性能を持つ。
・ 75ps版は75ps/6,200rpm トルクは60ps版と同じ、0〜100km/hが13.2秒 最高速度174km/h と、当然ながら60psよりも勝る。
・ 基本的にガソリンエンジンと同様な技術による天然ガス(EcoFuel)を燃料とするエンジンは68psを発生し、 79g/kmという 記録的なCO2排出量を達成している。タンクはリアアクスルの近くに32.5Lと37.5Lの2つが設置されている。

その他の特徴は

・ フロントはマクファーソン・ストラット、リアは半独立サス(トーションビーム?)で、オプションのスポーツシャーシーでは 、より硬いダンパーとスプリングのチューニングにより車高は15mmダウンとなる。
・ ステアリングはロックからロックまで2.9回転。
・ フロントディスクブレーキは1車両で従来より1.5kgの軽量化を行っている。リアはドラムブレーキとなる。
・ オプションのEmergency Brakingは10m先を読み取るレーザーセンサーにより静止物が迫った場合、30km/h以下で自動的にブレーキをかけるシステムで、最大減速度は10Gを発生する。 Upはこのセグメントで市街地用緊急制動機能を持つ唯一の車種である。
・ ストップ/スタート(アイドリングストップ)システムのために、ヘビーデューティースターターやDC/DCコンバーターを備えている。これにより最大6%の燃料消費を減らすことが出来る。減速時の充電による回生システム も備えている。
(まあ、これについては国産車だってこのくらいのことはやっているから、驚く事は無いが。)
・ 携帯用のタッチスクリーンモジュールのmaps+more システムという、ナビゲーションシステム、ハンズフリー電話機ユニット、車両とメディアプレーヤーに関連した情報表示を一体化した新しいシステムが採用され ている。


↑今のところ2ドアのみだが、近い将来は4ドア版も発売されるという。軽自動車でさえ4ドアが主流の日本で販売する際に、2ドアでは苦しいだろう。

↓室内は当然シンプルだが、写真で見る限りは安っぽくない。


↓天然ガスエンジンの燃料タンクは下の写真の青い部分。


↓この小さい車内に大人4人のスペースを確保しているが、図で見る限りは決して余裕はなさそうだ。


VWのAセグメント車は2000年に発売したルポが販売不振により2006年に生産中止してから途絶えていた (ただし、中南米にはVWブラジル製のフォックスがあった)が、5年間のブランクを経て発売されたUpは、正にVWのAセグメントコンパクトカーとして起死回生の作だから、当然ながら最新の内容を盛り込んでAセグメント市場のベンチマークを目指している。 さ〜て、このクルマ、日本では成功するのだろうか?いや、世界で通用するのだろうか?

まあ、出来の如何に関わらず、国産車派(世界一の日本車があるのに、高い金払ってアホか)と輸入車派 (流石に国産のガラクタとは走りが違う。この違いが判らないのか)の論争の種になることは間違いない。 なお、ECでの価格はベースグレードが9,850ユーロというから、日本に輸入された時に幾らになるのだろうか。円高の昨今、思い切って低価格を打ち出すと面白いかもしれない。


 


 
2011/10/18(Tue)  Suzuki New Swift sport


数少ない国産の本格的ホットハッチであるスイフトスポーツは、ベースとなるスイフトがFMCされたことで一時期途絶えていたが、今回欧州向けの概要とオフィシャルフォットが発表された。
これによると

・アウターサイズは全長3,890×全幅1,695×全高1,510mmm、ホイールベース は
2,430mm。 日本の5ナンバーサイズなのが嬉しい。
・サスペンションもコイルやブッシュの大型化などの強化により、操縦性も先代より向上している。
・エンジンは基本的には先代を基本とするM16Aエンジンをバルブシステムの改良で先代に対して最高出力は92KW(125ps)から100KW(136ps)に、最大トルクは148Nmから160Nmへと増強されている。
・トランスミッションは先代の5MTから6MTに変更されて、1速と2速にはトリプルコーンを採用し、より軽くてスポーティーなシフトアクションを得られる。
・タイヤはスイフトスポーツのために開発された195/45R17で、17インチアルミホイールは先代よりも1kgの軽量化がなされている。

発表されたオフィシャルフォットの全ては例によって下端のNetCarShow.comのサムネイルから見ていただくとして、そんな暇の無い方々の為に主要な写真を数点貼り付けておく。









この新型スイフトスポーツは当然日本でも近いうちに発売されるだろう。恐らく、東京モーターショーでは実車を見られるのではないだろうか。今現在ではまともなBセグメントのホットハッチが存在しない状態だから、マニアには嬉しい話題だ。  


 


 
2011/10/17(Mon)  BMW New 3 Series


BMWの主力車種であり、Dセグメントのベンチマークでもある3シリーズの新型が発表された。



328iは4気筒2Lターボ 245ps/5,000prm 350Nm/1,250〜4,800rpmというフラットな特性のエンジンにより0〜100km/hを5.9秒、最高速度は250km/hに達する。これはトルクからすれば3.5L級だ。 噂どおりに4気筒ターボとなってしまい、6気筒NAは廃止されてしまったのが、ちょいと寂しい。

335iは6気筒3Lターボ 306ps/5,800prm 400Nm/1,250〜5,000rpmのエンジンにより0〜100km/hを5.5秒、最高速度はリミッターにより250km/hとなる。 このエンジン性能はE90の335iと全く同じところをみると、エンジンはキャリーオーバーのようだ。

そして320iは一足遅れで来年春に発売される。エンジンは4気筒2Lターボ 184ps/5,000prm 270Nm/1,250〜5,000rpmと 328iのデューン版と思われる。しかし、そうなると日本でも最も売れ筋の320iが半年ばかりの間不在となる訳で、ディーラーはちょっと困るのではないか?それとも売れ残りのE90の叩き売りでもやるのだろうか?

なお、欧州では例によってディーゼルも充実していて、316d、318d、320dというラインナップとなる。されに来年秋にはハイブリッドモデルも追加されるという。

日本でもプレミアムブランドの一番人気である3シリーズだから価格が如何なるのかは大いに興味が湧く。性能的には 4気筒モデルが大幅にアップしているが、このところの円高だから、一気に安い価格を付けるのだろうか?しかし、最近FMCされた1シリーズを見る限り、先代よりも機能が上がったことで少し価格をアップしてきている。それを考えれば新3シリーズも先代と同程度か、少し値上げしてくるかもしれない。こういうクルマは寧ろある 程度高いほうが喜ぶユーザーも多いだろう。そう、450万円のファミリーカーというのが重要なのだ。それで、マニアの客には陰で大幅値引きすれば良いのだし、それは実際に今までもやっていることだ。

ライバルのメルセデスCクラスがMCでC200の性能が大幅アップして、E90の320iでは歯が立たなかったし、しかもC200のベースグレードは400万円を切っているから、チョッとヤバイ状況だったが、今度の新型320iは2Lのままでターボを付けて来た。これは明らかにC200 対策のようにも感じる。さぁて、新型3シリーズの売れ行きは如何なるのだろうか?


 



2011/10/16(Sun)  放射線検知器<3>


今まで国産の線量計といえば業務用の高価なものばかりで、極一部に簡易タイプもあったが、これは理科の実験用として学校等を想定したもので、価格も10万円代だった。

ところが、エステー㈱より10月末に一万数千円でシリコン半導体方式の携帯用線量計が発売されるというアナウンスがあった。
半導体方式ならばGM管方式に比べてγ線の測定により適しているし、日本の大手メーカーだからアフターサービスの面でも安心だし、良いこと尽くめだ。
詳細を知りたい読者のために、メーカーのURLのリンクを貼っておく。
http://www.st-c.co.jp/topics/2011/000387.html

発売は10月20日からというから、もう少し待てば手に入りそうな気もするが・・・・待てよ。
今のご時世だから、如何考えても需要は集中して品不足になるだろうし、販売先は福島等の被災地域が優先されるだろう 。福島では、既に幼稚園や保育園に簡易線量計の配布が始まっているようだ。

となると、エステー製の線量計が一般市民でも買えるようになるのは、早くても来年くらいになるのではないか。しかし、それ,まで待てないという場合は、前回紹介したRD−1503を購入することが手っ取り早いと思うが、果たして使い物になるのだろうか。
このサイトはクルマの試乗記をメインとしているが、それならば線量計も試乗、では無く試用してみれば良いことになる。と、言ってもクルマのように販売店でサンプルを借りることもできないので、今回は自分で購入してみた。

その結果は、次回試用記にて。

 

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