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2022/11/20 (Sun) Lexus RX (2023)
世の中、SUV ブームだが、最初にこのタイプのクルマを発売して大成功したのが、米国でトヨタの高級車ブランド 「レクサス」から発売された Lexus RX だった。物まねが多いと言われているトヨタだが、SUV に関しては正真正銘本家と言ってもいいだろう。
先ずは新旧のエクステリアを比較してみると
新型は全長 4,890 x 全幅 1,920 x 全高 1,695 ㎜ 、ホイールベース 2,850㎜ で、先代と比べると全長は同じ、全幅は 25 ㎜ の拡幅、全高は 10㎜ 低くなった。
新型のグリルはレクサスのアイデンティティーに従ってスピンドルグリルと変わらないが、ヘッドライトを含めたデザインは微妙に変わっている。とはいえ、日本車としては珍しくアイデンティティーが確率されているのは喜ばしい事だが、これには約10年かかっている。
サイドパネルは、近年流行りとなっている強いプレスラインを入れるデザインとなっている。
全体的に先代モデルのイメージを踏襲しているが、勿論10年の月日は感じるもので、リアコンビネーションランプは車両全幅に渡る最近のトレンドに従っている。
ダッシュボードのデザインは完全に一新されている。この部分は最も時代の進化を感じさせるところだ。その最たるものがディスプレイの大きさだ。
またATセレクターもジグザグ式から電子式に変更されている。まあ、この部分はトヨタが遅れていたから、これでやっとドイツ勢に追いついた事になる。
プラットフォームは主要骨格部材の最適な材料置換と、フロントフェンダーのアルミ化など等でマイナス90kgの軽量化を実現している。
バリエーションは駆動系により
RX 500h: ターボチャージ ハイブリッドで、2.4Lのターボ エンジンと 6 速オートマチック トランスミッションで構成され、371 DIN hpを発生し、リアには 80kW の e-Axle が装備される。また高性能車らしく、フロントブレーキに対向キャリパーを装着することで力強いブレーキングと後輪の最適な舵角を決定するダイナミックリアステアリング(DRS)を実現している。
RX 450h+: プラグイン ハイブリッドで、2.5Lの 4 気筒ハイブリッド エンジンと 18.1 kWh の充電式リチウム イオン バッテリーを備えている。リア電気モーターの追加により、フルタイムの全輪駆動が可能となる。プラグイン システムは 306 DIN hp を発生し、0-100 km/h 加速は約7秒と発表されている。
リチウム電池のサイズ/容量とレクサスの電動化のノウハウを組み合わせることで、約 65 kmの EV 走行距離を実現し最大 135 km/h までの全電気走行を可能とする。
RX 350h: 第 4 世代自己充電ハイブリッド、すなわちプラグインではなくエンジンで充電する従来のハイブリッドで2.5 L ガソリン ドライブトレインは、245 DIN hp で0-100 km/h 加速は 8秒という。
RX 350: 2.4 リッター ガソリン ターボで279 DIN hp、430 Nmを発生する、要するにガソリンエンジンモデルだ。EV 詐欺甚だしき時代でも、シッカリとガソリンモデルをラインナップするところは流石にトヨタだ。
なお、先代モデルについては‥‥
⇒ Lexus RX450h 試乗記 (2015/12)
そして Lexus RX (2023) の詳細については‥‥
⇒ https://www.netcarshow.com/lexus/2023-rx/