B_Otaku のクルマ日記


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2022/7/24 (Mon) Toyota Crown のバリエーション

前回では欧州向け新型クラウンを取り上げたが、クラウンには今回4種類のバリエーションがある。そして前回、「Toyota Crown」としての発表だったために、これがメインのクラウンと思ったら、実はセダンは他に用意されていたのだった。

すなわち4種類とは、クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートとなる。そして前回の「Toyota Crown」とはクロスオーバーだった。


セダン
日本でクラウンとして本来のスタイルといえばセダンであり、これは今後追加発売されるようだ。

前回取り上げたのはクロスオーバーだったという事で、成程妙に車高が高いと思った訳だ。ただし、新型クラウンのコアモデルはクロスオーバーらしい。

セダンは単に全高を低くしたのみではなく、特にリアのデザインは全く異なっている。セダンは従来のクラウンユーザー向けとして、日本や東南アジアが販売の主力となるだろう。

また大きな特徴として、プラットフォームが他の3車種とは異なり FCV の MIRAI と共通となっているようだ。という事はバリエーションとして FCV を追加する事は比較的容易でであり、これにより官公庁向けも多いクラウンとしては、商売としてもメリットは大きい。


スポーツ
次はハッチバックのスポーツで、写真ではクロスオーバーよりもホイールベースが短そうに見える。

リアにはゲートを持つハッチバックで、スポーツには BEV も用意されるとも言われている。


エステート
ステーションワゴンのエステートを揃えたというところが、本気で欧米を狙っている事をうかがわせる。

写真から見てベースはクロスオーバーだろうか。

今回の3車種については、欧州ではあくまでコンセプトカーとしての発表であり、日本でもこれらは来年以降の発売として詳細は明らかにされていない。 どれもクラウンの名を冠してはいるが、単にボディ違いでは無いようだ。そして、これこそ今後のトヨタの世界戦略を垣間見るものだろう。

今回のコンセプトカー3車種については
  ⇒ 
https://www.netcarshow.com/toyota/2022-crown_sedan_concept/
  ⇒ https://www.netcarshow.com/toyota/2022-crown_sport_concept/
  ⇒ https://www.netcarshow.com/toyota/2022-crown_estate_concept/

今まで、トヨタは BEV 化に遅れているとか言って喜んでいたお隣さんや、訳知り顔でトヨタは地球温暖化対策を軽視している、とか言っていた無知な偽善左翼などなど‥‥。しかしトヨタは密かに膨大なプロジェクトを開発していたのだった。

この新しいポリシーを伝統ある看板モデルのクラウンから始め、しかもドメスティックモデルであったクラウンを世界戦略にするという事で、新時代のトヨタが見えてきた気がする。




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