B_Otaku のクルマ日記



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2017/5/25(Thu)
楽器が弾けなくても‥‥

今日はクルマでは無く音楽に関する話題を取り上げてみた。クルマ好きの多くは趣味が多く、例えば音楽好きも結構な割合でいるだろう。その好き具合も色々有るが、若い頃はバンドをやっていたとか、いや今でもオヤジバンド組んでライブをやってる、何ていう例もあるかもしれない。とはいえそれは少数派だろうから、多くは音楽を聞くのは好きだけど自分で演奏するといっても経験が無いからどうやっていいか判らないし、この年になって今更楽器の練習でも無いだろう、という気持ちだろう。

そこで今回の話題は楽器が全く弾けなくてもチョッと練習すれば曲の演奏どころかオリジナルの曲をアドリブで弾ける‥‥なんていう優れものの機材を紹介する。

その機材とは写真下の ”novation CIRCUIT" というもので価格は 2.5 ~3万円くらいだから、ダメ元で買ってみるという手もある。というか買ってみた。

 

それで商品が届いて梱包を開けてみたらば意外と小さくて、計ってみたらば 幅240 x 奥行き200 x 高さ (つまみ含む) 45㎜ で、これなら置き場所に困る事も無い。電源は外付けアダプターが付属しているし電池でも駆動可能で本体にはスピーカーも内蔵されているから、これだけで完結出来るのも使い易いし充分に楽しめる。勿論音が漏れて困る場合はイヤホーンを使えば良いし、ちゃあんと標準プラグのステレオ出力も出ているいるから、ライブで会場の PA に送ることも出来る本格仕様で、これが2万円代で買えるのだから恐るべきコストパフォーマンスだ。

それで実際に動かしてみると独特のオペレーションや思想を理解するなど多少の慣れは必要だが覚えるのは簡単だし、確かに楽器が全く弾けなくても演奏が出来る。というよりも即興で曲が作れるから、謳い文句に嘘は無かった。

まあ、それでも細かい点では突っ込み処もあるが、音楽を聞くのは好きだし聞くだけではなく何か自分で演奏してみたい、という場合には実に頼りになる。

なお文章ではイメージが伝わらないだろうから、この機種を買ったアマチュアが実際に使い方を説明している動画があるので。興味のあるかたは下のアドレスをコピペでご覧あれ。プロのデモと違って寧ろアマチュア (素人) 視点というのが実に参考になると思う。
⇒ https://youtu.be/_PY7petJfkI

なおこの機材はグルーブ系といわれるダンスミュージックの即興演奏が主な目的だから、音楽と言ってもチョッと分野が偏ってはいる。な~んだ、オヤジ向けじゃねえのかぁ、何て言っていないで、家庭でもこの手の即興による DJ プレイをやって見せれば、今までオヤジを馬鹿にしていた息子や娘から少しは見直されるかもしれませんぞ。




2017/5/24(Wed)
スマートキーが危ない 

いちいちキーを出して解錠しなくても所持しているだけで自動的に解錠され、しかも乗り込んでからキーを意識せずにスタートボタンを押せばエンジンはいとも簡単に始動できるスマートキーは確かに便利だ。しかもハイテクのお陰でキー無しでの解錠は不可能だから、安全性と便利さを考えれば実に有用な方式で、恐らく殆どのドライバーは安心しきっているだろう。

ところが最近、このスマートキーの弱点を突いての盗難が発生しているという。先ずはスマートキーの動作についてお浚いしておこう。ドライバーが所持しているスマートキーは微弱な電波を発信していて、これがクルマから約1m以内に近付くと電波が認識されて電子 ID を照合し、一致すると解錠やエンジン始動が可能となる。

そこで泥棒は考えた。クルマの所有者が離れた場所にいてもそのスマートキーが発信する電波を何らかの方法でクルマの近くで発信させれば、クルマは側にスマートキーを所持した所有者がいると勘違いするはずだと。

この盗難方法にはリレーアタックという名称もあるらしく、ではその方法はといえば先ずはスマートキーを所持しているオーナーに中継役Aが近づき、スマートキーの出す微弱な電波を受信してそれを増幅してクルマのそばに居る別の中継役Bに送信する。中継役Bは受信した電波をあたかもスマートキーの如く微弱な電波として発信しながらクルマに近付くと、クルマは側にスマートキーを所持した所有者が居ると判断して解錠する。ここで窃盗役が登場しクルマに乗り込みスタートボタンを押せばクルマは難なくエンジンを始動出来る。一度始動すればスマートキーの電波が無くても、次にエンジンをオフするまではそのまま走ることが出来るので、窃盗役はそのままアジトまで運転していく、という手順のようだ。

それではこの対策としてユーザーはどうすれば良いのだろうか? 先ずはクルマから離れた時に誰かに尾行されていないか? そして側に怪しい奴 (中継役) がウロウロしていないか。まあ中継役が全て上の写真のように口が曲がっていたりする訳ではないので、見極めが難しそうだ。

それで何処かの新聞社がこの件でカーメーカーへの取材をしたら、セキュリティに関することは答えられない、という事だったらしいが、今頃開発部署では特別のブロジェクトチームでも作って大騒ぎ‥‥とか?

これは要するにエンジンを始動する際にただボタンを押すだけというのが盲点だった訳で、それならインテリジェントキーとはいえその現物をクルマに差し込む等してクルマに確認させるようにすれば良い訳だ。と言ったら、そう、ポルシェのようにインテリジェントキー自体をダッシュボード上のスロットに差し込んで始動する方法 (写真右) ならば例えドアは解錠出来たとしてもキー自体を所持していないのだからエンジンを始動することは出来ない。結局室内の金目のモノを盗む程度しか出来ない事になり、それらなこんな凝った手法を使わずにガラス窓をぶち破る方が余程効率が良い、って、別にそれを薦めているわけでは無いので念のため。

それにしても最近は犯罪もハイテクが必要となる時代だが、とはいえクルマ泥棒なんて犯罪の中では下流の世界で、やはり国家を背景にしたような犯罪に比べればたかが高級車1台何千万円の単位だ (とハッタリを効かせてみる) 。これが今話題の加○学園グループ疑惑のように百億円代という巨額の犯罪となれば‥‥いや重大過ぎて恐ろしくてマスコミの知らん顔、と思いきや、今度ばかりは朝日を筆頭にマスコミのは社運を掛けて本来のマスコミの正義を貫いている‥‥ようにも見えるが。担当の記者さん達はくれぐれも殺されないようにご注意を‥‥って、その危険はご本人が一番感じているだろうが。

 




2017/5/23(Tue)
Porcshe Macan <5>

ステアリングホールはポルシェらしく如何にもスポーティーな形状のモノがこのベースグレードでも標準装備されているし、パドルスイッチも付いていて輸入元のサイトで調べたらばどうも標準のようだ。というのは、ポルシェといえば価格表にある仕様は全くのスッピンで、これでは最小限必要な装備すら付いていないために通常は少なくとも50万円くらいのオプション代金が上乗せとなるが、マカンの場合はスッピンというかどノーマルというか、要するにオプションを何も付けなくても結構いけそうだ。

正面の3連メーターはボクスター/ケイマンとほぼ共通のもので、これがカイエンになると 911 やパナメーラと同様に5連メーターとなる。とはいえ他社の SUV に比べれば充分にスポーティーだし、如何にもポルシェしているのは魅力だ。えっ、ポルシェなんてぜ~んぜん魅力ない、って?

国産車ユーザーが輸入車に乗って最初に戸惑うのはウィンカーレバーが左に有ることだ (写真左下) 。そしてワイパーの操作はステアリングコラム右側のレバーを使用する (写真右下) 。何で国産車に合わせないんだ、と騒いでいるのは輸入車嫌い=国産車命=実は只の貧乏=中古のワゴンRにウィング付けて粋がっている‥‥と少し煽っておこう。おらぁ!折角燃料投下してやったんだから頑張って誹謗中傷してアクセスアップに協力しろよっ!

因みにウィンガーレバーが左にあるのは ISO (International Organization for Standardization 国際標準化機構) で決まっている事で、日本国内での右側ウィンカーが規格外‥‥という事だ。

センターコンソール後方のアームレストの上部を持ち上げるとそこには一応小さな小物入れがある。

 

センターコンソールの後端には世間の常識通りにリア用のエアアウトレットがあるが、何と温度調整スイッチらしきものまで付いている。その下には最近のクルマらしく USB 端子もある。

ペダル類は流石にベースグレードということでショボいウレタンパッドだが、まあ機能には関係ないが‥‥。しかしポルシェとしてはこれまた珍しくアクセルペダルが吊り下げ式で、911 やボクスターのようにオルガン式ではない。なおブレーキペダルは幅が広く、米国式の左足ブレーキに対応している。アクセルペダルが右側の側壁に近くしかもブレーキペダルは幅広だから、これなら最近度々報道される高齢ドライバーの踏み間違い事故の防止にもなりそうだ。

そうかぁ、高齢ドライバーは軽なんかに乗らないでマカンにすれば良いんだっ!

以上マカンのベースグレードについて見てきたが、ポルシェブランドと言うからにはその走りが気になることろだ。ということで勿論既に試乗は済んでいて、今回はワインディング路や高速道路など結構本気の試乗を実施してみた。ということで試乗記は近いうちに纏めようと思っている。

乞うご期待!




2017/5/22(Mon)
Porcshe Macan <4>

ダッシュボードの基本デザインは当然ながら同じポルシェのカイエンとも共通しているし、ということは 911 やボクスターなどポルシェのスポーツカーとも共通点は多いが、流石に目いっぱい背の低い911 と、乗用車と比べれば圧倒的に背の高い SUV だから高さ方向のデザインが異なるのは当然だ。

センタークラスターにはつい最近までクラリオン製の一体型をポン付けしていたが、今回のクルマは専用にシステム化されたものが付いていた。ただし同じく後期型で専用化された 911 およびボクスターとはシステムが全く異なっている。

センターコンソールはこれまた最近のポルシェに共通の左右にスイッチがずらり並んだ方式をなっていて、一度でもポルシェを運転した経験があれば直ぐに理解できるだろう。

 

コンソールの先端部分にはエアコン関係のスイッチが並んでいる。

キーは流石に電子化されているが、そのキーの形状は実はポルシェ 911 をモチーフとしている。

その電子キーだが、世間の常識とは異なり、そのキーをダッシュボード上のスロットに差し込んで回すというコンベンショナルな方法を堅持しているのは流石だ。

そして頭上のヘッドアップコンソールもデザインはセンターコンソールと共通となっている。

 

ポルシェとして最もボトムに位置するモデルとは言えそこはポルシェブランドで、インテリアには 911 に繋がる多くのモノが目に入るから、これを買えばポルシェの雰囲気を結構味わえる。

つづく




2017/5/21(Sun) Volkswagen Up GTI Concept (2017)

フォルクスワーゲンの GTI といえば ゴルフ GTI に代表されるホットハッチの代名詞であり、ちょっとクルマが好きなら先ず知っている名前だ。そして現行車で GTI といえば先ずは定番のゴルフは勿論だが、その一つ下のポロにも GTI はラインナップされていて、年と共に肥大化してきたゴルフよりも寧ろ GTI 本来のサイズであるポロ GTI が気になるのは当然だ。ということでポロ GTI については下記の試乗記を参照されたい。
⇒ Volkswagen POLO GTI 試乗記 (2012/8)

ポロ GTI のサイズは全長3,995 x 全幅1,685 x 全高1,445㎜ W/B (ホイールベース) 2470㎜ であり、これは2代目ゴルフ (Golf Ⅱ) と殆ど同じであり、言い換えればポロ GTI はあの評価の高かったゴルフⅡ GTI の再来といっても良いものだ。しかし、それなら初代ゴルフ的なものの再現は無いのだろうか、と思っていたら最近 Up GTI コンセプトという車種が発表された。これはコンセプトという名前が付いてはいるが、どう見ても生産を前提としたものだ。そしてポロよりも更に小さい Up!の GTI という事は若しかすると初代 ゴルフ GTI に近いかも知れない、と思って早速調べてみた。

初代 Golf GTI のサイズは全長3,705 x 全幅1,630 x 全高1,395㎜ W/B 2400㎜ 、現行の Move Up! が全長3,610 x 全幅1,650 x 全高1,495㎜ W/B 2420㎜ だから、Up! のサイズは初代ゴルフに対して全長が 20㎜ 短く、全幅は 20㎜ 広く、全高は100㎜ 高く、そしてW/B は 20㎜ 短い。すなわち Up! は全高が100㎜ も高いが、それ以外は殆ど初代ゴルフとおんなじだった。

それでは40年前のオリジナルとそれを現代に再現された Up GTI を比べてみると、いやはや時代の違いをハッキリと感じさせるデザイン感覚の違いには驚く。当時 GTI を見た時には随分斬新だと思ったのだけど‥‥。

フロントも時代の違いを感じたがリアに至っては更に時代の新旧を感じさせるものだった。なお標準の Up!との違いはというと外観上は殆ど同じで、GTI はフロントバンパーがブラックアウトされて精悍に見える事と、ホイールがより大径でスポーティーという程度だ。

インテリアも当然ながら Up!とは共通だが、赤いインテリアトリムや GTI のお約束とも言えるチェックのファブリックを使ったシート表皮などが GTI らしさを醸し出している。

ところで初代ゴルフのインテリアってどんなだったんだろう? ということで探して来たのが写真左下で、うわ~、古っるクセー、何て叫びたくなるくらいレトロな雰囲気だ。ついでにエンジンルーム内の写真 (右下) も見ると、うわ~、昔のエンジンルームってこんなだったんだ、というくらいにメカメカしくってごちゃごちゃしている。

話を Up!に戻すと、この GTI Concept は来年初旬には発売されるらしい。日本では恐らく発売初期に予約が殺到し、いつものように品不足でウェイティングリストが満杯になるだろう。エンジンは 115ps 200N-m を発揮するターボエンジンにより最高速度:197㎞/h、0-100 km/h:8.8秒で、これは初代ゴルフ GTI の110ps、182㎞/h、9.0秒よりも多少上回るとはいえ同等だから、大きさのみならず性能でも当時の GTI を再現している、という事だ。えっ、ゼロ百が8.8 秒って、そんなに遅くて何処がスポーツモデルだ、って? あっ、いやまあ、そりゃあゼロ百が3.0秒切るの切らないのと喧々諤々で議論している富裕層の読者諸氏からすればそうだろうか、クルマのスポーツ度というのは単純に動力性能のみでは決まらず、言ってみればフィーリングの問題なので、ゼロ百が 9秒でも楽しみ方はあるのだけれど、勿論受け止め方は人夫々ではある。

なお詳細を知りたい場合には、例によって下記にて↓
⇒ https://www.netcarshow.com/volkswagen/2017-up_gti_concept/


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